mixiでもたまに日記を書いていて数年使っているので結構日記がたまっている。
mixiの悪いところはそれを取り出したり再利用できないところだ。
他のブログでは製本することが出来たりすることができるのに、そんな手段が全くない。
というわけで、製本することが出来るかやってみた。
正直、あまり簡単ではないが手順を書いてみる。
用意するのは、
- backup_mixiが動く環境
みるくけーき@そふとからソフトをダウンロードするとともに、スクリプトを一部修正するので、Windows用バイナリではなくMacOS or LinuxOS 用のソースをダウンロードする。
もちろん、Ruby実行環境なども準備して、普通にbackcup_mixi が動くことを確認する。 - MyBooks.jp のアカウント
MyBooks.jpを用いて、PDF化、製本するので、このサイトのアカウントを取得しておく。 - 外部からファイルをhttpで参照できるサーバ
日記に含まれる画像ファイルをMyBooks.jp のサーバから見られるところに置く必要がある。自宅サーバを持っている人ならばそれでよいが、geocities のアカウントを取るのがよいのではないかと思う。geocities であれば FTP client でファイルを一気にPUTすることもできる。
- 気力、体力、時間。
それなりに…。
手順1backup_mixi が動く事を確認した上で、その中に含まれる backup_mixi.rb を編集する。
その際に、上記 3 で設定した画像を置いた URL を意識しておく。例えば http://unknown.geocities.jp/unkown/images/ など。
■100行目を修正(下記のURLは適宜自分が使う実際のURLに読み替えること)
変更前:
html = img_to_local( mixi, html, "#{base_dir}/img/", "../img/" )
変更後:
html = img_to_local( mixi, html, "#{base_dir}/img/", "
http://unknown.geocities.jp/unkown/images/" )
■135行目を修正(下記のURLは適宜自分が使う実際のURLに読み替えること)
変更前:
html = img_to_local( mixi, html, "#{base_dir}/img/", "../img/")
変更後:
html = img_to_local( mixi, html, "#{base_dir}/img/", "
http://unknown.geocities.jp/unkown/images/")
■206行目を修正
変更前:
html.sub! /¥<div id¥=¥"diary_body¥" class=¥"FANCYURL_EMBED¥"¥>(.*?)¥<¥/div¥>/, ''
変更後:
html.sub! /¥<div id¥=¥"diary_body¥" class=¥"FANCYURL_EMBED¥"¥>(.*?)¥<¥/div¥>
<¥!--¥/¥[viewDiaryBox¥]--¥>/, ''
■216行目を修正
変更前:
value.gsub! /¥<a href¥=[^¥>]*¥>¥<img alt¥=[^¥>]*¥>¥<¥/a¥>/, '¥¥1'
value.gsub! /¥<img src¥=[^¥>]*¥>/, '¥¥1'
変更後:
value.gsub! /¥<a href¥=[^¥>]*¥>
(¥<img alt¥=[^¥>]*¥>
)¥<¥/a¥>/, '¥¥1'
# value.gsub! /¥<img src¥=[^¥>]*¥>/, '¥¥1'
手順2backup_mixi.rb を動作させる。
その場合、 backup_mixi_config.txt の option2=1 に設定してMT用のファイルを作らせる設定にすること。
また、事前にbackup_mixi.rb の動作チェックをしている場合には、 mixi_backup/diary の中に取得済となっている *.html を全て削除した後に起動すること。
手順3mixi_backup/img 配下にダウンロードされた *.jpg ファイルを全て、「外部からファイルをhttpで参照できるサーバ」として用意した画像ファイルディレクトリにアップロードする。
その場合、URLに対して(サンプルではhttp://unknown.geocities.jp/unkown/images/画像ファイル名 )アクセスしたときに画像がきちんと見えていることを確認する。
このURLはMyBooks.jpからアクセスされるので、外部からのアクセスがきちんとできることを確認する。
手順4backup_mixi.rb が正しく動作すれば、mixi_backup/for_mt.txt というファイルが作成されている。
MyBooks.jpにログインして「仕上がり見本(PDF)」のメニュより製本するための設定をおこなっていく、「
記事データ(MTファイル)のアップロード」という設定メニュにおいて、上記の for_mt.txt ファイルを設定して他は適当に設定をして、仕上がり見本の作成を実行する。
後ほど、登録したメールに製本が完了したメールが届くので、そのメールに書いてあるURLを開いて、製本見本のPDFを確認する。
以上で完成。
以下は作成したPDFファイルのサンプル
まずは、表紙。
そして、目次
記事ページはこんな感じになる。この日記ではmixiで改行をいくつか入れていて、それが製本されるときの改行とあわずいまいちなレイアウトとなっている。
そして、画像ファイルもきちんと展開される。しかし、画像がでかすぎる場合にはサイズ指定明示的にやった方がよいかもしれない。
簡単ではないけど、出来てみると面白い。
私の日記では2年分くらいでこの製本のMaxページ数である480ページに到達してしまった。心に余裕があったら、mixiがつぶれる前に製本しておくと面白いかもしれない。
子供に勝手に読まれたらちょっと困るかもしれないが。
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