SCMBootCamp in Tokyo 3 #scbmc に参加しました。
はじめての昼食付き勉強会。飲み物やお菓子、スイーツまで準備していただいたスタッフの方、ありがとうございます。頭が下がります。
昼食付きは画期的ですね。昼食で勉強会のノリが切れる事が無い、昼食時間も含めて丸1日の勉強会となる。すばらしい。
SCMBootCamp は、いわゆるソフトウェア構成管理ツールであるところの、Git、Mercurial、Bazzar についてハンズオン(実際にPCを用いてコマンドを実行して試す)により知識を深める勉強会でした。
今回、
Bazzar での参加となりました。
Bazzar というのは、正直言ってこのときまで知りませんでした。第一希望は、Gitでおそらく第2希望を
Bazzar を選んで申し込んだんだと思います。
Bazzar は正直言ってあまり人気がなく、朝一では2テーブルあったのが1テーブルになってしまいました。
そのおかげで、7人に対して、講師2人という贅沢な布陣で臨むことができました。
ハンズオンの内容は、
Bazzarに関するチートシートを複数人で作成するというもので、同じファイルを編集するので、当然、コンフリクトが発生します。
それらをリアルタイムで体験し、解決しているところが大変勉強になりました。
しかし、まわりの事をあまり考えずに、どんどんCommitしてしまったため。参加したものCommitできなかったという方もいらして、申し訳なかったと思います。
トークン制とかにすればよかったかもしれないですね。
正直、第1希望がGitだったということもあり、DVCSの雰囲気でも味わうかくらいで参加したのですが、なかなか有意義でした。
さて、個人的な
Bazzarに関する感想ですが。
- 操作が簡単、Subversionを使ったことがあれば、すんなり入れる
- DVCSでありながら、チェックアウトしたものにCommit していけば、マスター側にもCommmitするため、あまり意識せずに使える
- Pythonベースなだけあって、インストールが簡単。まあどのOSでも動く
- マスター側からチェックアウトし、それのブランチを作り、編集するというやり方をとるだけで、頻繁なローカルコミットを行いながら、メインラインをきれいに保つという事ができる。Gitなどではそのようなことをやりたければ、思想や背景を説明しないといかにと思うのだが、思想を共有しなくても、使い方を示すだけで、それができるのがすばらしい
- 今回の環境だけかもしれないが、リポジトリが頻繁にロックした
- Pythonベースなので、コマンド実行がややとろい
- IDEAがサポートしていない!
- BitBucketがサポートしていない
上記でも書きましたが、導入や利用開始に関する障壁が低いのはすばらしい。
Subversionでも使ったことがあれば、余裕で対応できます。
実際、オフショア開発で海外の開発者とやりとりしているのを考えたとき、
Git を説明するのは正直、しんどいなと思った。しかし Bazzar ならば問題なく説明ができる気がします。
Git はすばらしい道具だけど、使うのには拘りや規約が必要になる。そのようなものを期待できないような場合、Bazzarを使えば、規約ではなく簡単なコマンドの利用方法で履歴をある程度きれいに保つことができるように思いました。
Bazzar は ubuntu を擁する canonical がメンテしてくれているようなので、両方消えないといいなあと思っています。
みなさんも使ってみてください。
最後にBazzarの講師をやっていただいた@methane @wonderful_pandaさん、Bazzar版のみなさまありがとうございました。
また、このような会を主催していただいた@kyon_mmさん、会場を貸していただいたニフティさんありがとうざいました。