ジンバブエの経済崩壊。えらいこっちゃ。
経済活動が活発なときにはインフレが進むとは言うけど、ときどき世界の各地で起こる超インフレのことは未だによく分からない。
ヘラルド紙は最近、インフレ率の高騰に関してある男性の話を報じた。この男性は10年前、退職金を定期預金に預けていた。最近になって預金を引き出しにいったところ、今月から通貨ジンバブエ・ドルの単位を100億分の1に切り下げるデノミネーション(通貨呼称単位の変更)が行われたことから、預金が1セント(約1円)分の価値しかなくなっていたという。
100億分の1なんて単位が生活の中で出てくること、他にあまりないよねえ。
しかし、一生懸命働いてもらった退職金を定期預金に預けたら紙くずになってましたって、怖すぎる。
日本の紙幣にしても日本銀行に今のところ信用があるから、成り立っているけど、金と交換が保証された兌換紙片ではなく。信用がなくなり、経済が立ちゆかなくなると、平気で価値は下がっていくんだろうなあ。
正常な状態でもインフレが進む以上、インフレ率でお金の価値が減っていくことはお金を持っていてもどんどん価値が目減りしていく下りのエスカレータに乗っているようなものだろうなあ。
少なくともインフレ率以上にお金を増やしていくことが最低限の条件。
しかし、超インフレになってしまったらお金を持っていても意味がない。価値が変わらないのは貴金属か。金貯金するか。金属全般、今後、価値が上がっていきそうだもんなあ。