お風呂の電球が切れてしまった。いわゆる白熱球?で、うちの風呂には4つの電球がついている。
1つくらい切れても問題無いのだが、寿命はおなじようなものだから次々切れるだろう。
というわけで、次になにを買おうか考えてみた。
前にも検討したけど、今回のは少しスペックが異なっている。
E26口金(大きい方)、60W、電球色だ。
いくつかのメーカーから候補を選んでいこうと思ったけれども、ざっとネットで得られる情報だと、上のような感じだった。
電球型蛍光灯についてはナショナルの独壇場なのか?東芝ライテックもいくつかの商品があったけど、定格寿命6000時間を上回るものは無さそうだった。
市民のための環境学ガイドにあるのと同じように1日あたり何時間点灯するかを横軸に、(なんとなく)10年間でどれくらいのコストが発生するか、それを10で割って、1年毎ではどれくらいのコストになるかをグラフにしてみた。
対象は、
パルックボールプレミアQ、
パルックボールプレミア、
長寿命シリカ電球だ。ネオボールZリアルの6000時間という寿命はこういう比較をするには不利だし。パルックボールスパイラルについても消費電力も高いし、寿命も短いということで安いが、少し古い製品という感が否めないためだ。
計算はこんな風にする。
例えば
シリカ電球で、1日あたり1h使ったとすると。10年間の電気代は
1×365×54(W)×0.02(円/Wh)×10 =3942円
10年間では3650時間点灯させることになるから、電球は1回交換するので、最初とあわせて280円
1年あたりのコストは(3942円+280円)÷10=422円
これらをグラフにすると以下のようになる。
このグラフで言いたいのは、1日あたりの点灯時間が0.3時間超えるようなら
パルックボールプレミアが、1日あたりの点灯時間が0.4時間越えるようならば超えるようであれば
パルックボールプレミアQの方が年間コストが安くなるということなのだ。
さらに先を見ていくと1日あたりの点灯時間が6時間を超えるあたりで
パルックボールプレミアQがパルックボールプレミアに追いついてくる。
今回、交換したいのはお風呂なので、うちでは確実に1日2時間は点灯をしている。
10年後までにかかるコストは、電球が4つなので、
シリカ電球では844x4x10=33776円に対して、
パルックボールプレミアでは239x4x10=9556円となる。
よって、シリカ電球を使うというのはやめておこう。
後は、
プレミアQにするか
パルックボールプレミアにするかという問題だ。
初期投資で比較すると、
プレミアQは1380x4=5520円で、プレミアは3716円。結構違う。
機能面で言うと、
プレミアQの方が定格寿命も点滅寿命も長い。また、
プレミアQは、スタートアップランプという白熱球が中に入ったハイブリッドの電球型蛍光灯で、最初は白熱球が点灯して、立ち上がりを明るくするとともに、その熱で蛍光灯の立ち上がりも早めてしまうというすごい代物なのだ。
しかし、逆にそれだけの機構を持っているだけに複雑だったり、変な故障をしてしまうじゃないかという危惧もある。
また、お風呂では、トイレほどの立ち上がりの明るさは要求されないだろう。
ということで、今回は、パルックボールプレミア
を買うことにした。
うん、パルックボールプレミアQ
のここまでやるか〜って感じのハイブリッドテクノロジーも捨てがたいんだけどね。
注意点としては、前にも書いたけど、
パルックボールプレミアQも
パルックボールプレミアも定格寿命を点滅寿命で割ると0.33時間となる。つまり、1点灯あたりの点灯時間が0.33時間、すなわち20分よりも短いと13000時間という寿命よりも先に点滅回数の上限に達してしまう。なので、トイレや洗面所など頻繁に電気をON/OFFするような場所では、別のコスト比較をする必要がある。
10年分のコスト比較をしたけど、電球型蛍光灯の世界が日進月歩の進歩をしているところだと思う。数年前の製品は今から考えると、本当に明るくなるのが遅かった。
10年とも言わず、さらに高性能、さらに低消費電力の製品が出てくるかもしれない。
また、そのときはそのときで考えましょう(^^;