夢を買うのは贅沢なこと。
年末ジャンボの季節ですなあ。
宝くじの当選金には税金かからないらしい。
そりゃ、気前がいいね!と思ったら、違っていて、税金相当の額を徴収しているかららしい。調べてみると、売り上げの45.8%が「当選金」として当選者に支払われるらしい。
ということは、それ以外の54%くらいは運営費や自治体に納付されるということなんだよな。
この54%という数字、どう考えても高い。
時代劇に出てくるヤクザが胴元をやっている丁半ばくちの寺銭(胴元が取るお金)は5%だったそうだ。
時代劇でも賭場に手入れが入ったりして命がけで丁半ばくちをやっているのに(^^;、その10倍もの寺銭を取っているのが宝くじなのだ。
この胴元が取りすぎているというところが気に入らないんだよなあ。
この54%というのを税金だと考えると、これまたすげー高い。
税負担の高いものは、いわゆる嗜好品や贅沢品と言われるものだったりする、
たとえばアルコールやたばこ、自動車のガソリンだ(自動車は贅沢品だったときに作られた暫定税率がいまだに残っているひどさもある)。
ガソリンが37.2%、ビールが46.2%、たばこが63.1%らしいので、宝くじはビールとたばこの間に位置することになる。
宝くじの当選確率はよく飛行機にのって事故にあうより低いとか言われる。
それでも、買わない限りには当たらないので、考え出したうまい言葉が「夢を買う」ってやつだ。
しかし、地方自治体は「夢を買う」ことは酒を飲むよりも贅沢な所業だと考えているに違いない。
みずほに代行して販売させているくせに、金を払って一攫千金を狙うことは高い税率をかけても当然のなんか怠慢な行為だと見なしているに違いない。なんか矛盾している。
しかも、宝くじを買うお金は、それぞれの人々が得た収入から税金を取られた残りなんだよな。
そのわずかな可処分所得で、夢を買うとかなんとか扇動してくじを買わせて、さらに半分以上を税金としてまたがっぽり取る作戦。それが宝くじ。
だから、嫌いなんだよなあ。
いい加減、胴元取りすぎなのをどうにかして欲しい。
そのくせ、海外の宝くじなどは富くじとか言われて、法律的に禁止なんだよな。
富くじっていうと、やはり江戸時代に出てくる宝くじだよなあ。
よっぽど、江戸時代の富くじの方が健全だったろうに。
というわけで、年末ジャンボは私は買いません(^^;