サラリーマンかつ株などで大もうけしていない私にとってe-Taxという確定申告を電子的に行うものは縁のない物であまり興味もありませんでした。
しかし、今年は確定申告をすることにして昨日一日で完了させました。
その理由は、保育園の保育料を節約することなのですが、これにヒットするのはすごい狭い人だけかもしれません。
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ターゲットは
- 乳幼児の子供がいて保育園に入れようと思っている人。
かつ、
狭いですね。また自治体によっても違ってくると思います。
私が住んでいる横浜市では、去年納税した所得税によって保育料が決まります。つまり、収入が多い方が基本的に保育料は高くなります。ただし、横浜市の場合、配当控除・外国税額控除・住宅借入金等特別控除等(いずれも税額控除)といった控除は対象にならないので、それらは足して考える必要があります。
しかし、逆にいうと上記以外の控除は所得税から引いてよいことになります。
例えば横浜市ではH20年度ならば、所得税によって一月の保育料が決まりますが、
60,000円〜74,999円なら保育料は32,400円
75,000円〜89,999円なら保育料は36,100円
90,000円〜113,000円なら保育料は39,600円
てな具合に20段階に分かれています。どこの自治体でも金額の高い低いはあってもこんな感じじゃないでしょうか。
ここで、e-Taxを申し込み確定申告をすると、その年度に限り電子証明書等告別控除(e-Tax控除)というものがされます。金額は5,000円で、住基カード申請代(500円)+証明書交付代(500円)+ICカードリーダライタ代(3000円)程度を補填する金額になっています。
もう分かると思いますが、所得税が収入ランクの下限付近にいる人が、e-Tax申請をすると所得税が-5,000円される為にランクが一つ下がるかもしれないのです。
例えば、所得税納税額が93,000円ならば、-5,000円されると所得税は88,000円になり一つしたのランクの保育料となります。この場合、39,600円→36,100円で3,400円安くなります。
もちろん月額なので、年額では3,400x12=40,800円も安くなります。
電子申請にかかるコスト自体も補填されるので手間がかかるだけで保育料が安くなるということですね。
横浜市だと25,000円毎にランクが設定されているので1/5くらいの人はe-Taxで1年間の保育料が下がるのにヒットするでしょうね(収入が高い人はこれくらいじゃ特にびくともしないでしょうね)。
また、e-Taxでの確定申告には他のメリットもあります。医療費控除申請では通常領収書を送る必要がありますが、これがまずはWebによる申請だけでOKです(3年間は領収書の開示が要求される可能性がありますが)。また、e-Taxならば申請をしたという証拠だけで控除として扱ってもらえます。郵送にかかる時間などがかからない分締め切りがゆるいかもしれないですね。
というわけで、ちょっと裏技的ですが、e-Taxの実用的な利用法、保育料の節約術でした。
総務省もこういうパンフレットを作れば、e-Tax加入者増えるのにねw
しかし、実際のところ、e-Taxに必要な証明書は3年しか期限がなく、期限が来たらまた500円で更新が必要とか、実用的じゃないです。住基カードも10年の期限で更新時にはお金がかかります。いまいちですね〜。
実は、横浜市の保育料表は3月末に発表されるので、実際に去年と同様なのかはわからないんですよね。まあ、でも損はしないからいいかなと思っています。
あなたも是非トライ!横浜市だと区役所に電話をして間に合うかを聞かないと間に合わないかもしれません。
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