無料になったと言っても、「
X01HTの日記W-ZERO3とiPhoneも」で言及していただいたように、アプリ内従量課金を開始する前振りとして無料になったみたいでした。しかし、2009/07/13現在、また
RjDj Albumは350円になってしまっているようです。
しかし、iPhoneという未知のエクスペリエンスを体験する一環として、買ってみるのもよいものだと思います。(■2009年7月13日追記)
iPhoneの音楽アプリ
RjDj Albumが350円からプライスダウンし0円になってしまった。
単に無料になったというよりは、データファイル単位の課金をするための前振りみたいだけど、使ってみたことの無い人にとってはチャンスだ。
RjDj Albumは私が初めて買った有料アプリだ。買う価値はあると思う。
いろんなところで説明されているが、
RjDj Albumはマイクでサンプリングした音を加工しつつリアルタイムで音楽っぽく鳴らしてくれるアプリだ。
加工の仕方もSceneと呼ばれるいくつかのパターンがあるのだが、特にお勧めなのは、World Quantizerと呼ばれるSceneだ、雰囲気を味わってもらうなら
この動画を見てもらうのがはやいと思う。
周りの音でアタックの強い音があればそれを拾い上げ音楽っぽく鳴らしてくれる。
このアプリを使いながら、料理とかタイピングとか何でもいいんだけど音の出る作業をしていれば自動で環境音楽が出来上がる。もちろん、繁華街とか音のうるさいところでもいい。
上記動画にあるように自分でどんどん音を足していくことも出来る。
説明ではなかなかわからないので、実際に試してみるとよいと思う。
ちょっと前に、バーチャルリアリティ(仮想現実)というのが流行った。それに類するもので、例えばヘッドマウントディスプレイで実際に見ている画像にいろんな情報を出したりすることを、
拡張現実とか
強化現実とか言ったりする。
iPhoneアプリでも「セカイカメラ」というのがそれに近いけど、このRjDjは音の湾曲現実とか、悪乗り現実と言いたい。
電車に乗っているときにRjDjを使っていると、線路の継ぎ目で「ガタンコトン」と言った音をサンプリングして、よいタイミングで「ガタンコトン」鳴らし続けたりする、実際にはそんな音は繰り返されていなくてもイヤフォンからは聞こえてくる。
iPhoneは、RjDjにてリアルタイムサンプリングかつ加工しての再生もできるし、
ShazamやMidomiにて、楽曲の認識もできるし、
FStreamなどでは音楽のストリーミングを聞くこともできるし、
もちろんSkypeでは通話もできる。
これらを組み合わせると、ストリーミングや電話をするアプリを提供して、周りの音で特定の音があった場合には特定の音を挟み込むとかってことができるようになるのではないだろうか、そのCMでストリーミング費用を相殺するとか。こうなると音の拡張現実に近い。
(Shazamの音声認識はサーバでやっているのでリアルタイム処理にはほど遠いw)
インタフェースが公開されていると面白いことはいくらでも広がっていくといういい例だと思う。
注意点なんだけど、風が強い屋外では風の音ばかりで、それもいいかもしれないけど、いまいちになってしまう。また、使っているときにはため息はつかないこと、きちんとサンプリングされるからね〜(^^;まわりの人のくしゃみとかも拾うからねぇ〜。
このアプリ、周りの音について隠し録りをしてしまうな。まあ、聞こえるように言っているんだからいいでしょ?w
さて、というわけで、興味を持った方は使ってみてね。
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